「これほど欠かせないとは…」 遠藤航の“真価”発揮をリバプール専門メディア称賛「ありがとうチェルシー!」
アーセナルとの大一番でフル出場
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、着実に現地での評価を高めているようだ。先発フル出場を果たした現地時間12月23日のプレミアリーグ第18節アーセナル戦(1-1)のパフォーマンスには、専門メディアからも称賛が与えられている。
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遠藤は首位攻防戦となるアーセナルとの大一番で、中盤の一角でスタメンに抜擢された。ここ数試合で高水準のプレーを示し、出番を勝ち取った遠藤はこのゲームでも十分な存在感を発揮。チームは前半4分に失点するも、同14分には遠藤が上げたクロスに抜け出したFWモハメド・サラーがダイレクトで合わせるなど、チャンスを作り出す。
スライディングタックルで危機を回避する場面や、攻撃の起点としてチャンスを演出するシーンが目立った遠藤。試合は前半29分のサラーの得点で同点に追い付き、1-1の痛み分けで終了している。
リバプール専門メディア「THIS IS ANFIELD」では「アーセナル戦の遠藤航、ファンが絶賛! 『ありがとうチェルシー!』」と、サポーターの声を紹介。「力強いプレーを見せたことで、遠藤航の価値をさらに証明した。この試合で多くのファンが注目したのは日本人MFの姿だった」と記し、アーセナルを苦しめた遠藤のプレーについて触れている。
「彼は今日の激しいプレスの中心だった」
「中盤の歯車として重要な役割を果たせる」
「なんてファンタスティックな選手なんだ」
「(デクラン・)ライスと同等の出来だ」
リバプールはシーズン前の夏の移籍市場で、当時ブライトンで名を馳せていたエクアドル代表MFモイセス・カイセドの獲得を目論んでいた。しかし正式決定には至らず、カイセドはチェルシーへと完全移籍。そこで白羽の矢が立ったのが遠藤だったという背景がある。
皮肉も込めた「ありがとうチェルシー!」というファンの声も、遠藤の評価が高まってきた証拠でもあるはず。記事では「シュツットガルトから1600万ポンド(約29億円)で獲得したこの地味な選手が、クリスマスまでにこれほど欠かせない存在になるとは誰が想像しただろうか」と、成長と適応の速さを称賛していた。