電光石火1分22秒のダイビングヘッド弾! 東福岡が3-0で鹿児島城西を粉砕し、準々決勝へ進出

磐田内定MF藤川は2点目をアシスト 連覇に視界良好

 第95回全国高校サッカー選手権大会は3日、東福岡(福岡県)と鹿児島城西(鹿児島)の3回戦が等々力陸上競技場で開催され、東福岡が3-0で鹿児島城西に競り勝ち、準々決勝進出を果たした。

 試合は開始1分22秒でスコアが動く。大きなサイドチェンジから東福岡MF青木駿がフリーでボールを受けると、そのまま鋭いアーリークロスを供給。これをFW藤井一輝がダイビングヘッドで叩き込み、電光石火の先制点を奪取した。

 その後も、左サイドを軸に青木とDF小田逸稀が精度の高いクロスを入れ、何度も決定機を演出。前半40分に鹿児島城西の選手がボックス内で転倒するもPK判定はなく、東福岡の1点リードで前半を折り返した。

 後半は、試合巧者の東福岡が鹿児島城西のチャンスを効率良く防ぎ、消耗戦を控える戦い方を披露。後半36分にはジュビロ磐田への加入が内定しているMF藤川虎太朗が相手DFを引きつけボックス内のスペースにパスを出すと、ここに走り込んできたMF濵田翔平が落ち着いて右足を振り抜き追加点。さらに後半アディショナルタイムにはPKを獲得し、これをFW佐藤凌我が冷静にゴール右隅に流し込み、3-0で手堅く勝利を収めた。

 連覇の懸かる東福岡だが、初戦と同様、危なげない磐石な試合展開に終始。攻守において一切の死角を見せぬまま準々決勝進出を果たした。

【了】

城福達也●文 text by Tatsuya Jofuku

 

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