退任迫るミランCEOが今冬に最後の“格安補強”? ボカの元アルゼンチン代表MF獲得に照準
層の薄い3ボランチ強化へ、元レアルのガゴ獲りをガリアーニCEOが画策
ACミランのアドリアーノ・ガリアーニCEOは、冬の移籍市場での予算が皆無に等しいなか、格安補強の新たな候補を見つけた模様だ。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
先日にはセリエBアスコリのU-20イタリア代表FWリッカルド・オルソリーニの獲得に対し、中国人サイドから「ノー」を突きつけられたとされたミランの現状は、株式99%の売却で基本合意している中国人サイドからの承認がなければ、最終的な選手獲得には至らないことが浮き彫りになっている。
実績のない若手で「ノー」ならばということで、今度は実績のあるベテランに目をつけた模様だ。かつてレアル・マドリードやローマ、バレンシアでプレーし、現在はボカ・ジュニアーズに所属する元アルゼンチン代表MFフェルナンド・ガゴの獲得を目指しているという。
ガゴはミランの3ボランチの一角の補強になると見込まれている。今年4月で31歳になるが、欧州での実績も経験も申し分なく、今年6月でボカとの契約も切れるだけに、中国人サイドを説得することができるかもしれない。
株式売却の正式契約後はチームを離れることが既定路線とされているガリアーニ氏だが、その最後の仕事になる可能性が高い冬の移籍市場でも、胃の痛い補強を画策する時間が続いているようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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