GKがキック→味方ハンドでPK献上 衝撃の珍失点に日本代表OBも驚嘆「軽率だった」【23年厳選トピック】
YS横浜が先制を許したPK献上シーンが話題に
2023年のサッカー界では数々の珍シーンがあったなか、今回はJ3リーグで起こった珍しいプレーから相手にPKを献上してしまった失点を振り返る。これには日本代表OBも思わず「軽率だったと言わざるを得ない」と指摘した。
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Y.S.C.C.横浜は、6月18日に行われたJ3リーグ第14節アスルクラロ沼津戦で1-3と敗れたが、注目を集めたのは0-0で迎えた前半35分、YS横浜側のゴールキックのシーンだ。
YS横浜のGK児玉潤がゴールエリアに一度置いたボールをグラウンダーで蹴って、傍にいたDF藤原拓也へ渡す。手でボールをキャッチした藤原がゴールキックを試みるも、ここで沼津側の選手がハンドの反則ではないかと抗議。山口隆平主審も一度笛でプレーを止め、副審と協議する。
ゴールキックは2019年のルール改正で、ボールが蹴られた瞬間からインプレーとなり、味方選手がペナルティーエリア内でもボールを受けることが可能になっている。最終的に、児玉のキック時にインプレーになっていたと見なされ、山口主審は藤原のハンドの反則を取って沼津にPKを与えた。まさかの形でPKを与えてしまったYS横浜はこのPKで失点すると、沼津に計3点を奪われてしまった。
このシーンはSNSでも反響を呼び、「なんだこれ…」「Jリーグ史上1番間抜けなPKなのでは」「主審もビックリ」「なぜこんな単純な判断ミスをしたのだろうか」「これはハンド」「小学校の体育かな?」とファンから驚きの声が上がった。
意図せずハンドになってしまった珍しいシーンだったが、ルール改正の背景も踏まえ、元日本代表DF栗原勇蔵氏は「これはなんともやるせないPK献上ですね。軽率だったと言わざるを得ないと思います」と感想を述べていた。