ミランがトーレス放出で本田の最強ライバル獲得へ
今夏にも獲得に動く
ACミランは、今季1得点と不振のFWフェルナンド・トーレスと今夏の移籍市場で獲得に動きながらアトレチコ・マドリードに移籍した元トリノのFWアレッシオ・チェルチとの期限付き移籍でのトレードを画策していることが明らかになった。イタリア地元紙「トゥット・スポルト」が報じている。
夏の移籍市場で争奪戦の末にアトレチコに移籍したチェルチだが、今季出場機会を思うように手にすることができていない。このチェルチにミランのライバルであるインテルが買い取りオプション付きの期限付き移籍を提案したが、アトレチコ側は拒否したという。
一方、ミランは日本代表FW本田圭佑が来年1月のアジアカップ・オーストラリア大会に参加するため、その代役を探している。そこでミランはチェルチ獲得のために2001年から2007年までアトレチコで活躍し、19歳でキャプテンまで務めたアトレチコの元アイドルを放出しようとしている。トーレスをレンタルで貸し出す代わりに、チェルチを今季終了時まで獲得しようと申し出たという。
左利きで突破力を備えたチェルチは、昨季セリエAで13得点を記録し、今夏の移籍市場の最大の目玉となっていた。左利きを右ウイングに置くことを好むフィリッポ・インザーギ監督の構想にも合致する。この期限付き移籍のトレードが実現すれば、本田にとっては最大のライバル到来となる。
一方、チェルチ獲得が暗礁に乗り上げた場合、広州恒大FWアレッサンドロ・ディアマンテがミランにとって次なる候補となっている。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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