「必要なのはワンダーボーイ」 川崎フロンターレの“大津高校コンビ”が語る選手権
大津で高校選手権を経験した車屋と谷口
先月30日、第95回全国高校サッカー選手権大会が開幕。強豪校が1回戦で姿を消すなど、選手権らしい波乱の幕開けとなっている。
川崎フロンターレにもこの高校サッカー選手権に出場し、それをきっかけにしてプロの世界への扉を叩いた選手たちがいる。大津高校出身のDF車屋伸太郎とMF谷口彰悟も、そのうちの一人だ。
車屋と谷口は、小学校、中学校、高校、大学、そして川崎と全て同じ道のりを歩んでいる。
車屋は2008年に大津に入学。3年間で2度、選手権の舞台を経験している。「1年生の時はベンチ、3年はスタメンだったが、開幕戦で負けたので、悔しさが一番。その悔しさをこれまでのバネにした」と当時を振り返った。
「高校卒業後に、直接でなくても大学経由でJリーグに入って活躍している選手はたくさんいる。そういう意味でも選手権は、選手としての一つのスタートライン」
そう語る車屋は、選手権後に筑波大学に入学し、卒業後に川崎へ入団。左サイドバックで確固たる地位を築いている。
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