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イブラ様、貫禄の“オフサイド弾”! 昨季のマンU得点王を半年間で抜き去る怒涛の公式戦18ゴール
ウェストハムを2−0で撃破! チームも6連勝
マンチェスター・ユナイテッドの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが2日の敵地ウェストハム戦の後半33分に強烈な右足のシュートでネットを揺らし、今季公式戦での得点を18に伸ばした。昨季、チームの年間得点王だったFWアンソニー・マルシアルの17点を早くも上回るハイペースで35歳のカリスマはゴールラッシュを見せている。
前半15分にウェストハムMFソフィアン・フェグリがDFフィル・ジョーンズへのタックルにより一発レッドカードを受け、ユナイテッドが序盤で数的優位を得る展開となった。後半18分にMFフアン・マタが左からの折り返しを左足で蹴り込んで先制。さらに同33分、MFアンデル・エレーラが鋭い出足で相手DFのクリアをカットすると、そのまま前方のイブラヒモビッチヘ絶好のラストパスとなった。イブラはダイレクトで右足を振り抜き、強烈な一撃をゴール右へ突き刺した。この場面でイブラヒモビッチは完全にオフサイドポジションにいたが、ゴールは認められた。
前節のミドルスブラ戦ではネットを揺らしたジャンピングボレーが危険なプレーと判定されてゴール取り消しとなる不運もあったが、35歳のイブラヒモビッチは今季公式戦28試合で18得点とゴールを量産している。リーグ戦13得点目で得点ランキングトップのチェルシーFWディエゴ・コスタに肉薄している。
とりわけ11月に入って以降の得点ペースは驚異的で、リーグ戦では出場9試合で9得点。UEFAヨーロッパリーグ(3試合1得点)、リーグカップ(1試合2得点)と合わせると計13試合12得点を決めている。
5位に終わった昨季は、公式戦17得点のマルシアルが年間のチーム得点王だったが、イブラヒモビッチはシーズンの折り返し地点でその記録を上回った。プレミアリーグ初挑戦とは思えない驚異の適応力を見せている。チームも怒涛の6連勝を飾った。後半戦の巻き返しのためには、やはりこの男の決定力は欠かせないものとなりそうだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images