クラブW杯4位の浦和、過密日程の今シーズン…ファンも労い&叱咤 「来年リベンジ」「胸張って!」

クラブW杯を4位で終えた浦和【写真:ロイター】
クラブW杯を4位で終えた浦和【写真:ロイター】

アル・アハリ相手に2-4で敗戦

 J1浦和レッズは12月22日、サウジアラビア開催のクラブ・ワールドカップ(W杯)の3位決定戦でアフリカ王者アル・アハリ(エジプト)と対戦。2-4で敗戦し、大会を世界4位の結果で終えた。今シーズンラストを飾るゲームでの敗戦を受け、ファンからも様々な声が集まっている。

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 浦和は今季、J1リーグ戦に加えAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)、そして今回のクラブW杯など多くの大会に参加。全日程60試合と体力的にもきつい1年となった。リーグ戦を4位でフィニッシュした浦和は、クラブ世界一を懸けたW杯大会初戦で北中米カリブ海代表クラブ・レオン(メキシコ)に1-0で勝利。しかし19日の準決勝では欧州王者マンチェスター・シティ(イングランド)に0-3で完敗し、2007年以来の3位を懸けてアル・アハリとの対戦を迎えた。

 そうしたなか、今季限りでの退任が決まっているマチェイ・スコルジャ監督は、このゲームにも大幅なターンオーバーをせずに臨んだが前半19分、同25分に失点を許す苦しい展開に。ハーフタイムを迎える前にFWホセ・カンテが左足ボレー弾を叩き込み、反撃の狼煙を上げて後半へと進んだ。

 後半9分、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入から、相手ペナルティーエリア内でのハンドの反則が判明し浦和にPKが与えられる。これをDFアレクサンダー・ショルツが決めて2-2の同点に追い付いた。

 しかし、その後ペースを握ったのはアル・アハリだった。後半15分に相手のシュートを浴びるとそれがMF小泉佳穂に当たってコースが変わりオウンゴールで失点。2-3と相手に勝ち越し弾を許すと、同アディショナルタイムにはフリーキックを直接決められて2-4でアフリカ王者に敗れた。

 今季限りでの退任が決まっているマチェイ・スコルジャ監督にとっての浦和でのラストゲームは、“世界4位”でフィニッシュ。SNS上では今シーズン最後の試合に対し「来年リベンジするぞ!」「世界4位はスゴイけど課題が多い」「勝ってスコルジャ監督を送りだしたかった」「この悔しさを来シーズン晴らして欲しい」「やっぱり決定力がないと勝てない」「世界4位だぞ!胸張って!」とさまざまな声が寄せられている。

 2024シーズンはペア・マティアス・ヘグモ監督が新たにチームの指揮を執る予定。今季の悔しさ、60試合を通して得た収穫を糧に、さらなる躍進を期待したい。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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