“イチフナ”に恩返しを… 選手権2回戦で終戦となったJ内定CBコンビが誓う思い

前橋育英に敗れて夏冬連覇の夢が潰える

 第95回全国高校サッカー選手権大会で夏のインターハイとの二冠を目指した市立船橋(千葉)は、2日に行われた前橋育英(群馬)との2回戦で敗れ、大会から姿を消した。J1新潟への加入が内定しているDF原輝綺と、J2湘南へ加入内定の主将DF杉岡大暉のCBコンビも無念の終戦となった。対戦相手も驚嘆する超高校級のCB2人はプロ入り後にチームへの「恩返しをする」と口を揃え、ピッチの外でも”あうん”の呼吸を見せた。

「運もあるんですけど、前橋育英の方が一個(相手を)倒すという気持ちが上だったのかなと思います」(杉岡)

「負けたのは自分も含めて力不足だった。しっかりと引いた相手を崩せなかったことが大きな敗因だと思います」(原)

 市立船橋を後方から支えた2人は、それぞれチームに足りなかった部分を語っている。キャプテンの杉岡は気持ちの面で遅れをとったとし、一発勝負ではわずかな差が試合を分けることを痛感。積極的な攻撃参加も光った原は、相手の守備を崩す最後の一手で行き詰ったと攻撃面の課題を挙げている。チームの敗因についてはそれぞれ異なる意見を口にしていたが、ある一つの思いは共通していた。

 

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