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クラブW杯3位決定戦、浦和が前半2失点の苦しい展開 カンテのゴールで1点返し後半へ
FWホセ・カンテが前半終盤に1点を返す
浦和レッズはサウジアラビア開催のクラブ・ワールドカップ(W杯)の3位決定戦で、現地時間12月22日にアル・アハリ(エジプト)と対戦。前半にセットプレーの二次攻撃とミスで2失点し、FWホセ・カンテが1点を返して1-2の展開でハーフタイムを迎えた。
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浦和は15日の大会初戦で北中米カリブ海代表クラブ・レオン(メキシコ)に1-0で勝利したが、19日の準決勝では欧州王者マンチェスター・シティ(イングランド)に0-3で完敗。2007年以来の3位を懸けてアフリカの雄と対戦。今季限りでの退任が決まっているマチェイ・スコルジャ監督は、このゲームにも大幅なターンオーバーをせずに臨む。最終ラインには、11月上旬に膝の手術を行い全治3か月と発表されていたものの、15日のレオン戦で途中出場して戦線復帰した主将のDF酒井宏樹が右サイドバックでスタメン出場した。
立ち上がりは浦和がチャンスを作り、前半2分にはMF伊藤敦樹が右サイドから入れたラストパスをMF安居海渡が合わせるもゴール上へ飛ばしてしまう。さらに前半7分にはデザインされたコーナーキックでMF岩尾憲からのボールをFWホセ・カンテがフリーで合わせたが、叩きつけたボレーはバウンドしてクロスバーを越えた。
次第にアル・アハリに押し込まれてしまった浦和は前半19分、相手コーナーキックのこぼれ球を拾ったDFモハメド・ハニが距離のある所から低弾道の強烈ミドルを許すと、GK西川周作が弾いたボールが高く弾み、詰めてきたDFヤセル・イブラヒムに押し込まれてしまった。さらに前半25分、自陣のビルドアップミスからペナルティーエリア内でボールを奪われる拙いプレーが出てしまい、FWタウ・ペルシに蹴り込まれて0-2とされた。
それでも浦和は前半43分、右サイドへのサイドチェンジを酒井がヘディングで競り勝って折り返すと、中央に浮いたボールを今季限りでの現役引退を発表しているカンテが左足ボレーでねじ込んだ。1-2と追い上げて反撃ムードを作った浦和は、後半に2007年大会以来の3位を目指す。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)