「シャンペンも酒も飲めるし、食事もできる」 日本のプレッシャーの緩さにハリル監督がダメ出し
欧州と日本のサッカーを比較するハリルホジッチ監督 独特の表現で日本の課題を指摘
日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は日本サッカー界のプレッシャーの緩さを課題に挙げ、「日本ではボールを持っている間に、シャンペンも酒も飲めるし、食事もできる」と大げさに一刀両断している。
「デュエル」という言葉を多用し、1対1と局面の激しさを求めるハリル監督は、日本サッカー界のあまりにスローな展開とプレッシャーの緩さを断罪した。
「欧州と日本のサッカーの間には、ファイティングスプリットという点で違いが存在する。日本ではチャレンジの数字が全く欠如している。レアルとバルセロナではボールを持った時、コンマ数秒しか時間がない。彼らはボールを持つ前から反応している。だが、日本では? みんな、すごく時間がある。時間があり過ぎて、シャンペンもお酒も飲める。食事もできる。なぜなら、ボールを持ちながらそこまでの時間があるからだ」
実際にピッチ上でボールを保持しながら、飲酒や食事をすることはないが、日本サッカーの緩さを独特の表現で指摘している。
「本当の戦いはここから始まる。準備できる時間を見つけることができればできるほど、ホームでもアウェーでもいいプレーができるはずだ」
プレッシャーが厳しい環境でプレーするようになれば、事前の動き出しが正確さを増し、速くなる。ハリル監督は日本サッカー界に厳しくダメ出しをしていた。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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