高校生FWが直接ヨーロッパ行き? 去就注目のタレントに海外注目「U-17日本代表で最も重要な選手だった」

選手権を控える名和田我空【写真:Getty Images】
選手権を控える名和田我空【写真:Getty Images】

神村学園FW名和田に注目

 今冬の高校サッカー選手権に出場する神村学園(鹿児島)のU-17日本代表FW名和田我空(なわた・がく)が日本の高校から直接ヨーロッパへ渡る可能性のあるタレントとして注目を集めている。

 現在高校2年生の名和田は今年6月から7月にかけて行われたU-17アジアカップでMVPと得点王をダブルで獲得。さらに11月にインドネシアで行われたU-17ワールドカップ(W杯)にも出場した。名門・神村学園でも1年生時からレギュラーを掴み取ってきた。

 ドイツの移籍専門サイト「Transfermarkt」は「日本のハイスクールのディバラは直接ヨーロッパへ向かう?」と、好きな選手にアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(ASローマ)を挙げている名和田を特集。神村学園の先輩であるU-22日本代表FW福田師王(ボルシアMG)や、DFチェイス・アンリ(尚志高→シュツットガルト)に続き、高校卒業後にすぐ欧州移籍する可能性がある選手として取り上げられている。

 同メディアは名和田を「U-17アジアカップを制したU-17日本代表で最も重要な選手だった」としたえで、「セカンドストライカー、10番、そして左右のウイングでプレーできる。身長(171センチ)は高くないが、タイトなスペースを使う能力に長け、ドリブルが非常に上手く、ボールに対するフィーリングも素晴らしい」と能力の高さを絶賛している。

 日本では筑波大学卒業後に川崎フロンターレに加入したMF三笘薫(ブライトン)のように大学を経てプロになる選手も多いが、福田やチェイス・アンリのような高校サッカー経由で欧州行きの例も続いている。選手のキャリアも多様化しているなか、アンダー世代の日本代表で実績を積み上げる名和田の進路はすでに大きな注目を集めているようだ。

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