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浦和監督、J秋春制移行に「同意していた」 “賛成”決め手は?「1年しかいなかったが…」
スコルジャ監督、日本のシーズン制が移行決定に見解
浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、サウジアラビアで開催中のクラブ・ワールドカップ(W杯)中のメディア対応で、日本のシーズン制が移行することに対して「ポジティブなことだ」と話した。
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2008年から「秋春制」への転換が本格的に議論されてきたJリーグ。これまで何度も検討されてきたが2017年12月には今後10年間の議論が凍結されることになっていた。しかし、今年30周年という節目を迎えたなかで、大きな決断が下された。その背景には、2022年2月にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)が「秋春制」に移行するなど時代の流れもあったとされる。
移行初年度の2026-27シーズンは、2026年8月1週頃に開幕予定。12月2週頃の試合後から2027年2月3週頃の試合までをウインターブレイク期間とし、2027年5月最終週頃に閉幕となる。
この件について、Jリーグ全クラブの監督に対するヒアリングも受けたというスコルジャ監督は「私は同意していた」と話し、「もちろん、札幌のようなクラブは少し苦しむ部分が出てくると思うが、日本サッカー全体のことを考えるといいことだと思っています」とした。
その中身についてスコルジャ監督は「まず夏の暑い時期の試合を避けることができる。私は1年しかいなかったが、夏場のパフォーマンスとそれ前後のパフォーマンスに大きな違いを感じた。試合の質を確保するためにもいいアイデアと思う。(22日のクラブW杯3位決定戦を含めて)今季60試合やったが、ブレイクは夏の9日間しかなかった。選手にとってもシーズン後半に良い強度のプレーをするために回復するという意味では、とても難しいものがあった」と話している。
今季限りで退任するスコルジャ監督だが、日本の夏は想像を上回るものだということは当時の記者会見などでもたびたび話していた。新たな日程でも8月に開幕するのは事実だが、近年の気候条件を鑑みれば5月半ばから9月半ばの4か月間ほどがかなり暑さの影響を受ける。その期間が半分になるという観点では、監督という立場でチームを預かることを考えれば大きな違いがあるようだ。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)