青森山田監督が警告3枚を出した判定に不快感 「選手がかわいそう」と5発大勝にも笑顔なし

鵬翔に5-0と勝利も、黒田監督は判定基準が共有されていないと疑問を呈す

 初戦を大勝した青森山田(青森)の黒田剛監督に笑顔はなかった。2日の第95回全国高校サッカー選手権の2回戦で鵬翔(宮崎)を5-0で撃破した青森山田だが、「Jリーグでは出ることもないものが、なぜ高校生にこのような形でイエローカードが出るのか」と、警告3枚を受けたジャッジに不快感を示した。

 このゲームで、青森山田は3枚のイエローカードを受けたが、そのうち1枚が得点後に喜んでスポンサーボードに乗ってしまったことに対するものだった。レフェリーから「ボードに乗ったらイエローですから」との説明を受けたという黒田監督は、基準が共有されていないことに疑問を呈した。

「去年の桐光学園戦で勝った時にスポンサーボードの上に乗ってしまったが、その時にはイエローカードは出なかった。ルールというか、あらかじめ監督会議などで伝えてくれれば良い。今までの高校サッカーでイエローカードが出たのか。果たしてイエローカードに値するものだったのか、運営サイドでも整理して発表してほしい。分からないなかでやっているということに対して、選手たちがかわいそう」

 また、異議で警告を受けた場面では、青森山田の選手が相手からファウルを受けて倒れている時に、主審に対して相手にイエローカードを要求するような声が上がったことに対するものだったという。黒田監督は「カードを要求したにしても、『それ以上言うとカード出しますよ』という言葉があってからでいいのではないか。仲間がファウルを受けて痛がっていることへの仲間意識として出た言葉ですから」と、即座に異議としてイエローカードを提示した主審の判断に疑問を呈した。

 

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