リバプールはウェストハムに5-1の快勝　先発の遠藤は後半15分までプレー

　イングランド1部リバプールは現地時間12月20日、カラバオカップ準々決勝でウェストハムと対戦し、5-1の快勝を収めた。先発出場で勝利に貢献した日本代表MF遠藤航に対し、ユルゲン・クロップ監督は「ワタルも本当に素晴らしい出来だった。まさしくチームのエンジンルームだ」と称賛の言葉を送っている。

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　遠藤は公式戦5試合連続で先発に名を連ねた。試合は前半28分、MFドミニク・ソボスライが先制点を奪うと、後半11分にMFカーティス・ジョーンズ、同26分にFWコーディ・ガクポが追加点を記録し、リードを広げる。同32分に1点を返されるも、同41分にFWモハメド・サラー、同44分にジョーンズがこの日2得点をマークし、5-1の快勝を収めた。遠藤は後半15分に途中交代している。

　見事な圧勝劇の試合後、ユルゲン・クロップ監督は「スタンドの雰囲気にあまり納得していない。『何を求めているの？』と感じたよ。我々はチームを入れ替えてもウェストハムを圧倒した。もし私が観客だったら、前のめりになっていただろう。（17日に対戦した）マンチェスター・ユナイテッドを倒さなかったから落ち込んでいるのかい？」と、ボルテージに欠けたサポーターの熱量にやや不満を示していた。

　それでも、守備的アンカーとしての役割を全うした遠藤、そして先制点で勢いをもたらしたソボスライに対して「ドム（ソボスライ）は本当に、本当に素晴らしかった。ワタルも本当に素晴らしい出来だった。まさしくチームのエンジンルームだ」と称賛の言葉を送っていた。MFアレクシス・マック・アリスターが負傷離脱中のため、今週末に控えるアーセナルとのプレミアリーグ天王山に先発濃厚な遠藤だが、この重要な一戦でも安定したパフォーマンスに期待が懸かる。