久保建英が“平手打ち”被害…バルサDFの残忍なハードプレーを海外紙が批判「退場にならずに済んだのは幸運」【23年厳選トピック】
昨季バルセロナ戦でのマルコス・アロンソとのマッチアップに脚光
2023年のサッカー界では数々の反響シーンがあったなか、今回はスペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が、昨季のラ・リーガ第35節FCバルセロナ戦(2-1)で相手選手から「平手打ち」を受け、「残忍なプレー」とスペイン紙でも批判されたシーンを振り返る。
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久保はソシエダに移籍した初年度の2022-23シーズン、ラ・リーガで35試合に出場して9得点7アシストを記録。ラ・リーガにおける日本人最多記録を更新した。
そんな充実のシーズン、現地時間5月20日に行われたラ・リーガ第35節バルセロナ戦で久保はベンチスタート。後半13分に投入されると、追加点が欲しい1-0の同27分、久保がカウンターからドリブルでスルスルと上がり、スペイン代表MFマルティン・スビメンディへパスで展開する。最後はノルウェー代表FWアレクサンデル・セルロートが沈めて、華麗な連係から追加点を挙げた。久保は相手DFを3人引き付けてのドリブルで起点に。チームも2-1で逃げ切り、カンプ・ノウでの勝利は1991年以来実に32年ぶりとなった。
そのなかで、久保は後半34分に左サイドでボールを運ぼうとしたスペイン代表DFマルコス・アロンソを戦術的なファウルで止めた際に、顔面に平手打ちを食らった。顔面を抑えてしばらくピッチに倒れ込んだ久保。だが、アロンソに手を引かれて起き上がると、アロンソに歩み寄って笑顔で握手とハグを求める大人の対応を見せていた。
スペイン紙「マルカ」は「日本のミッドフィルダーにファウルを受けた後、タケ・クボの顔を平手打ちしたように見えた。レッドカードを出されずに済んだのは幸運だった」とし、フランス紙「レキップ」は「久保建英に対する残忍な行為」と批判していた。
ソシエダ所属2年目の今季もラ・リーガ16試合に出場して6得点3アシストを記録している久保。対戦相手のマークは試合を重ねるごとに厳しくなっており、ハードファウルを受ける機会も今後さらに増えるかもしれない。