横浜FM退団マスカット氏、なぜ中国行きへ接近? 「私が参加したいプロジェクトだった」

今季で横浜FM監督を退任したケヴィン・マスカット氏【写真:徳原隆元】
今季で横浜FM監督を退任したケヴィン・マスカット氏【写真:徳原隆元】

上海海港との契約が接近と海外報道、母国メディアで去就動向に言及

 今シーズン限りで横浜F・マリノスの指揮官を退任したケヴィン・マスカット氏が、母国オーストラリアメディアのインタビューに応じ、去就動向に言及。中国1部上海海港との契約が接近している状況を受け、中国行きに惹かれた経緯を明かしている。

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 マスカット氏は2021年夏にアンジェ・ポステコグルー前監督(現トッテナム)の後任として来日。2022年シーズンにチームを3年ぶりのJ1リーグ優勝に導いた。今季も上位争いを繰り広げたものの、最終的に2位でフィニッシュ。連覇を逃し、今季限りでの退任が決まった。

 来季に向けた監督就任報道に関しては、英2部サンダーランド、スコットランド1部レンジャーズなど複数クラブのオファーが報じられたなかで、中国行きが浮上。同国メディア「新浪体育」では上海海港と契約締結が迫っていると伝えられた。

 そんななか、オーストラリアメディア「KEEP UP」のインタビューで中国行きに近づいているとされる去就動向に言及。Jリーグのシーズン中に2、3つのオファーがあったなか、終盤に差し掛かったところで上海側とコンタクトを取った事実を明かしつつ、その魅力を語った。

「彼らは過去4、5年に何が起こったかを概説した。率直な議論だったよ。彼らは今後3~5年でどこに行きたいかを説明し、それは私が参加したいプロジェクトのように思えた。他の国でまたタイトルを獲得したい。自分たちのサッカーをすることは、それを実現する最高のチャンスだ。課題はあるだろうが、それはそれでいい。挑戦が大きければ大きいほど、学びも大きい」

 横浜FM時代には、2022年シーズンにJ1リーグ、翌年には富士フィルムスーパーカップのタイトルを獲得したマスカット氏。日本で一定の成功を収めたなか、新たな挑戦へ意欲を燃やしていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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