J2長崎、カリーレ監督“契約問題”に事情説明 来季の指揮から一転…「急な状況に困惑してます」
クラブリリースで発表
J2のV・ファーレン長崎は12月20日、ファビオ・カリーレ監督およびスタッフとの契約の現状について事情を説明。先月に来シーズンの契約を締結したものの、母国クラブの監督就任報道を受け「来季にむけて契約更改が進んでいる選手・スタッフの不安を一刻も早く解消できるように全力で努めていきます」と発表した。
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長崎は11月下旬、ブラジル人のカリーレ監督とコーチ陣に対して、来シーズンの契約を締結。しかし今月に入り、ブラジルの名門サントスFCと契約を交わしたと現地で報じられていた。この一件に関してクラブは同日、「契約の現状について、不確定要素が多い中ですが、現時点で分かっている事実をご報告いたします」と事情を説明した。
クラブによると、来シーズン契約締結後の12月上旬、契約交渉についての報道を受け、強化部より事実確認を行ったところ、来季も長崎で指揮を執る意向を確認したという。ところが今月19日、サントスFCと契約したいという意志を初めて確認。監督と電話会議を行い、翌日の最終回答を待つことになった。
20日にはサントスFC公式SNSで監督との契約合意の投稿を確認。午前中に監督の代理人からサントスFCに行きたいとの最終の意思表明があった。なお、現時点でサントスFCからは契約手続きに関する正式なオファーは届いていない。
クラブ側は髙田旭人代表取締役会長兼社長のコメントを掲載。「今シーズンの悔しさをバネに来季こそはJ1昇格、という想いを共にしていただいているファン・サポーター、パートナー企業の皆様、クラブに関わる全ての方々に一連の報道で不安を仰ぐような事態となっており心よりお詫び申し上げます」と陳謝した。
続けて「クラブとしても、急な状況に困惑しておりますが、事実確認と状況の整理、また、来季にむけて契約更改が進んでいる選手・スタッフの不安を一刻も早く解消できるように全力で努めていきます。チームの方針は今後も変わることはなく、目指すべき目標達成に向かって、環境・体制づくりを全力で取り組んでいきます。今後の状況につきましては、進展があり次第随時お知らせしてまいります」と発表している。
(FOOTBALL ZONE編集部)