鮮やかなゴールラッシュで初戦突破　3回戦は聖和学園との東北勢対決

　東北の雄がゴールラッシュで初戦を突破した。第95回全国高校サッカー選手権は2日に各地で2回戦が行われ、青森山田（青森）は鵬翔（宮崎）を5-0で撃破。3日の3回戦進出を決めた。

　鮮やかなゴールショーのスタートはエースの一撃だった。前半7分、青森山田が右サイドから攻め込んだところでのこぼれ球にジェフ千葉加入内定のMF高橋壱晟が反応し、右足で冷静にゴール左に決めて先制ゴールを挙げた。

　勢いに乗った青森山田は同23分、ロングボールに反応したFW鳴海彰人が競り勝つと、フォローしたMF住川鳳章のスルーパスを再び鳴海が受けてゴール。さらに同31分には中盤でボールを奪ったところからのショートカウンターで、ラストパスを受けたMF郷家友太が決めて3-0と、大量リードで前半を折り返した。

　さらに後半8分にも青森山田はDF三国スティビアエブスが左サイドから上げたクロスにMF嵯峨理久がヘディングシュート。一度はGKが弾いたが、嵯峨がそのまま押し込んで4-0とした。さらに同28分にはセットプレーから郷家が頭で押し込み5-0と、大量得点で初戦を突破した。