「数が少ないのに聞こえる唯一の音」 サウジでも圧倒的…浦和サポーターの“声援”に海外驚嘆「小さくて鮮やか」

浦和サポーターを称賛【写真:Getty Images】
浦和サポーターを称賛【写真:Getty Images】

シティ相手にゴールを奪えなかった

 浦和レッズは現地時間12月19日にサウジアラビア開催のクラブ・ワールドカップ(W杯)準決勝でマンチェスター・シティ(イングランド)と対戦し、終始、厳しいゲーム展開で0-3の敗戦を喫した。そのなかで、英紙「ガーディアン」はサウジアラビアまで駆け付けた浦和サポーターを称賛している。

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 今季J1最少失点の浦和は4-4-2のブロックを作り、立ち上がりはプレスの構えを見せたが次第に押し込まれた。前半31分にはペナルティーエリア内に切り込まれてヌニェスに至近距離でのシュートを許すも、GK西川周作が鋭い反応で頭上を襲ったボールをはじき出した。

 粘りを見せていた浦和だったが前半アディショナルタイム、左サイドを割られてしまうとヌニェスが中央に入れたラストパスを浦和DFマリウス・ホイブラーテンがクリアを試みるも痛恨のオウンゴール。0-1での折り返しになってしまった。

 後半に入ってからは同7分、右サイドのDFカイル・ウォーカーから一発のスルーパスでMFマテオ・コバチッチに抜け出されると背走するDF関根貴大も追いつけず西川との1対1を決められて0-2にビハインドが広がった。失点後に浦和はシャルクとDF荻原拓也を入れて攻撃的にシフトしようとしたが後半14分、長いボールを使ったカウンターでヌニェスにシュートを許すと、西川が弾いたこぼれ球をシルバに蹴り込まれて3点差になった。

 なかなかチャンスを作り出せなかった浦和はこのまま0-3で敗れた。欧州王者の壁を超えることができなかった。

 そのなかで、90分間声援を送り続けたのは浦和サポーターだった。サウジアラビアの地まで駆け付けたファンたちは会場に響き渡る声で存在感を放った。これについて「ガーディアン」紙は「小さくて鮮やかな浦和サポーターが踊り、跳ね、旗を振った」と、少数ながらも大きな応援を行ったファンを称賛。サウジアラビアメディアのハリド・アル・オラヤン記者も「数が少ないのに聞こえる唯一の音 こちらは浦和の日本のファンです」と驚きをもって伝えていた。

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