理事会で正式承認

　Jリーグは12月19日、第12回理事会を実施し、リーグ戦を秋からの開催とする「秋春制」への移行について正式承認したことを発表した。2026年から実施予定で、移行後の開幕は2月から8月へ変更される。

　Jリーグの現行シーズンは、2月頃に開幕し、12月頃に終える「春秋制」の日程で実施されてきたが、欧州主要リーグが「秋春制」でリーグ戦を実施していること、AFCチャンピオンズリーグ（ACL）も「秋春制」へ移行したことなどを受けて、シーズン移行を検討してきた。

　2026-27シーズンは、2026年8月1週頃に開幕、12月2週頃の試合後から2027年2月3週頃の試合までをウインターブレイク期間とし、2027年5月最終週頃に閉幕となる。

「秋春制」では夏場の試合減により、選手パフォーマンスの向上などが期待される反面、降雪地域をホームタウンとするクラブが試合開催への影響を被る点などが懸念され、J1アルビレックス新潟やJ2ベガルタ仙台は、移行に反対する立場を表明していた。

　Jリーグはシーズン移行の実施に向けて、残された課題については継続検討していくとしている。