森保Jの対戦国に日本人監督 アジア杯前に異例のマッチアップ…U-22大岩監督がエール「評価高いと聞いている」
タイ代表に就任した石井監督が元日の日本戦でチーム指揮
日本サッカー協会(JFA)は12月18日、2024年の年間スケジュール発表で会見を開き、各カテゴリーの活動概要を発表した。A代表は元日から国立競技場で、石井正忠監督率いるタイ代表との対戦を予定しているなか、U-22日本代表の大岩剛監督が“恩師”石井監督について言及している。
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A代表は、元日から「TOYO TIRES CUP 2024」でタイとの対戦を国立競技場で控えており、1月にカタールで開催されるAFCアジアカップに向けた最終調整の機会となるが、そのタイを率いているのが、先月に就任したばかりの石井監督だ。当時の鹿島アントラーズに多くのタイトルをもたらした石井監督にとって、日本戦が初陣となる。
そんななか、鹿島時代に師弟関係にあった大岩監督は「石井さんに会ったんですよね。いつなのかは言えませんけど(笑)」と、直接顔を合わせる機会があったことを明かし、「いろいろ話をして、相変わらずの石井さんでした。私自身が選手時代のコーチで、コーチ時代の監督でしたが、良くも悪くも変わらないニュートラルさを尊敬しています」と語っている。
「タイトルを勝ち獲る当時の鹿島のスタイルをしっかりと継続してきた人なので、厳しさもあり優しさもあり、マネジメントとして非常に勉強になるところがありました。リーグ優勝に向けて、チームの持っていき方や、トーナメントを勝ち進むうえでの選手の起用法など、今でも当然覚えているし、参考にしています」
異国の地で挑戦する恩師について「タイ国内の評価も非常に高いと聞いている。森保監督も言っていましたが、良いチームを作り上げてくるんじゃないかなと」とエールを送っていた。A代表が、日本人監督が指揮する国と対戦するのは前例にない初めてのケースとなるが、「そういった意味でも、そういう(日本が日本人監督と対戦する)時代になったのかなと、非常に楽しみでいます」と言及していた。
大岩監督にとっても2024年はパリ五輪出場を見据える重要な1年となるが、選手時代、コーチ時代に石井監督から学んだものを結果に昇華させたいところだ。