年間ベストゴール候補になる芸術的な2発を徹底検証

　アーセナルのフランス代表FWオリビエ・ジルーが、現地時間1日に行われたクリスタル・パレス戦（2-0）で芸術的なスコーピオンシュートを決めてヒーローとなったが、英地元メディアでは12月26日のサンダーランド戦（3-1）で、よく似たアクロバティックシュートを決めたマンチェスター・ユナイテッドのアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンとの比較が話題となっている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。

　ジルーはクリスタル・パレス戦の前半17分に、左サイドでFWアレクシス・サンチェスのクロスに対して猛然と走り込むと、体勢を崩しながらも左足のヒールで合わせるスコーピオンシュートで先制点をゲット。アーセン・ベンゲル監督も「ゴールを芸術に変えた」と絶賛した。

　再現不可能な衝撃のゴールだが、プレミアリーグでは6日前にもこれに匹敵するスーパーゴールが生まれていた。今夏にドルトムントからユナイテッドに加入したMFムヒタリアンが、サンダーランド戦の終盤にFWズラタン・イブラヒモビッチのクロスから右足のヒールでゴール左隅に流し込むスコーピオンキックで得点していた。

　1週間のうちに2つの年間ベストゴール候補になる一撃が生まれたことで、「スカイ・スポーツ」は「オリビエ・ジルー vs ヘンリク・ムヒタリアン　どっちが上だ？」と早速特集している。