欧州移籍が噂される柴崎 天皇杯優勝後に「来季へのスタートという意味も」と意味深発言

1カ月で10試合目の強行日程を乗り越える

 鹿島にとっては日程面での不利も存在した。11月23日にJリーグチャンピオンシップ(CS)準決勝で対戦した両者だったが、鹿島はこのゲームで1-0と勝利してCS決勝の2試合、クラブW杯決勝までの4試合、そして今大会は12月24日の準々決勝からの3試合を戦った。約1カ月の間に10試合目のゲームと、柴崎を含め鹿島イレブンには疲労がのしかかった。

「チーム一丸となって、延長までもつれましたけど勝てて良かった。疲れはもちろんあるけど、それは全員のもの。優勝したいという思いをピッチで表現できた。全員でもうちょっと頑張ろうと、声をかけ合ってプレーしていた」

 強行日程を乗り越えた“常勝軍団”鹿島の19冠目の中心で、背番号10は大きな輝きを放っていた。この元日決戦が、柴崎の鹿島ラストゲームになるかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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