欧州移籍が噂される柴崎 天皇杯優勝後に「来季へのスタートという意味も」と意味深発言

鹿島の19冠達成に貢献した背番号10、自身は欧州挑戦を希望

 鹿島アントラーズMF柴崎岳は天皇杯決勝の川崎フロンターレ戦で延長戦の末に2-1と勝利した後、来季の欧州挑戦が有力視されるなか、去就については明言を避けた。

「優勝したかったので、チーム全員で喜びを分かち合えて良かった。今シーズンの締めという意味も、来季へのスタートという意味もある。この流れを続けていきたい」

 Jリーグ優勝に続く今季2冠、そしてクラブ19冠目を勝ち取った喜びの瞬間で、柴崎は自身の去就問題に言及するような野暮なことをしなかった。2017年シーズン限りで契約満了となる背番号10は、今季は負傷もあって苦しいシーズンを過ごしたが、FIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)決勝のレアル・マドリード戦(2-4)で一世一代の2ゴールを叩き込み、その名を世界に知らしめた。本人はスペイン移籍を希望しているが、地元紙「マルカ」の「2016年の100人」という企画で99位に選出された。

 今冬の移籍が濃厚と見られるなか、柴崎はクラブの栄冠に貢献した。「試合自体はすごく難しいものだった」と振り返ったように、前半にCKから先制したものの後半に追いつかれた。その後は“風間フロンターレ”のラストマッチで、悲願のクラブ初タイトルに懸ける川崎の猛攻を受けたが、1-1のまま耐えて延長戦へ。そこでFWファブリシオに決勝ゴールが生まれた。

 

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