リバプールOB、遠藤航の先発起用に難色見解 「いい選手だが、彼には無理だ」
ホセ・エンリケが遠藤の先発起用に否定的な見解
夏にイングランド1部リバプールに加入した日本代表MF遠藤航に対する評価は、真っ二つに割れている。日本代表のキャプテンを評価する声がある一方で、戦力として疑問視する向きもある。リバプールOBであるスペイン人DFホセ・エンリケ氏は、後者の考えのようで、遠藤の先発起用に否定的な見解を示した。英メディア「TBR Football」が報じている。
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リバプールが遠藤の獲得を発表した際、イングランドでその存在はほとんど知られていなかった。時間とともに徐々に認められつつある一方で、12月14日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第6節ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ戦(1-2)に先発出場したものの、ハーフタイムでベンチに下がった。
ここまでリバプール加入後19試合で2得点1アシストを記録しているが、エンリケ氏は遠藤のスタメンとしての起用に疑問を呈している。「私たちには、ふさわしい6番が必要だ。遠藤はいるが、私は彼が先発にふさわしいと思わない。彼はいい選手だよ。だからこそ、(ユルゲン・)クロップ監督は彼と契約したんだ。だが、彼はプレミアリーグで我々の6番を務めることはできない。トップの中のトップレベルの選手、ドミニク・ソボスライ、アレクシス・マック・アリスターのような選手があのポジションに必要だ」と、言及した。
英メディア「TBR Football」も、「選手として遠藤のことを好きになってきているが、私たちもエンリケに同意して、クオリティーの高い守備的MFの補強がレッズにとって最優先だと考えている。現在は遠藤が唯一の6番を本職とする選手だが、リスペクトはするものの、彼はまだトップレベルで戦えることを証明できていない」と指摘。「日本代表選手はいい選手には違いない。だが、彼が絶頂期のファビーニョと同じレベルか?」と疑問を呈してから、「リバプールはあのポジションで最高クラスの選手を獲得しなければいけない」と、まとめている。
手厳しい評価を下された遠藤だが、その能力に疑いを抱いているものに、今後のシーズンで自身の価値を認めさせることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)