鹿島が延長戦で川崎を破り6年ぶりの天皇杯制覇! リーグとの二冠を達成

三好が投入され川崎の攻撃にリズム

 川崎の風間八宏監督は、後半からU-19日本代表MF三好康児を投入。気鋭の若手レフティーに反撃への起爆剤としての役割を託した。鹿島の石井正忠監督は先制ゴールの山本に代え、DFファン・ソッコを左サイドバックに投入してスタートした。

 そして同点ゴールが生まれたのは同9分だった。早いリスタートからMF大島僚太の縦パスを小林がスルーしてボールは三好へ。そのまま小林は縦に走り込みファン・ソッコの内側を切り裂くと三好のラストパスを受けて右足シュートを決めた。川崎らしいパスワークに風間監督の采配が的中し、1-1の同点とゲームは振り出しに戻った。

 さらに同20分、川崎は攻め込まれた場面からのカウンターで三好の正確なミドルパスが小林に通り、小林はキックフェイントでDF昌子源をかわして左足シュート。しかし、決まったかに見えたシュートはゴールポストを叩いた。

 その後は試合が膠着状態に陥り、双方ともにゴールを奪うことはできず。同点のまま後半のタイムアップを迎え、勝負は延長戦に持ち越された。

 

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