天皇杯決勝であわや乱闘騒ぎ! ピッチに倒れた小笠原が中村の蹴ったボールの直撃を受け激高
鹿島と川崎の意地がぶつかる一戦は一気にヒートアップ
天皇杯のタイトルを懸けて鹿島アントラーズと川崎フロンターレが伝統の元日決勝で激突したが、意地と意地のぶつかり合いとなる一戦の前半に、両キャプテンの間で乱闘寸前となるシーンがあった。
事件は前半18分に起きた。鹿島MF小笠原満男が自陣右サイドでパスを受けてドリブルで持ち上がると、後方から川崎FW小林悠が猛然とプレッシャーをかけ、MF登里享平と挟み込むような形で厳しいファウルを見舞う。小笠原がピッチに倒れると主審は笛を吹いてプレーを止めたが、センターライン付近に転がったボールを川崎MF中村憲剛が左足で蹴って戻すと、これが倒れこんだ小笠原を直撃してしまった。
これに対して小笠原が激高。ボールを抱えながら中村に猛然と詰め寄ると、川崎MF大島僚太や鹿島MF柴崎岳が仲裁に入るなど、ピッチ上は両軍入り乱れて乱闘寸前の状況となった。
小笠原の怒りは収まらず、不穏な空気が吹田スタジアムを覆うなか、直後のプレーでロングボールに鹿島DF西大伍と川崎MF登里が競り合った際に、西の足が登里の首にヒット。川崎側が主審に対して猛然と抗議するなど、元日決戦は一気にヒートアップし、肉弾戦の様相を呈している。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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