アーセナル、主力の負傷で「監督には驚くほど選択肢がない」 英メディアが指摘「冨安をサポートするDFが必要」
冨安はふくらはぎを痛めて負傷中
ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンは今冬に守備陣の強化としてイングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋をターゲットにしていたものの、獲得を断念したと英メディア「TEAMTALK」が報じた。冨安が負傷離脱したことと、来年1月のアジアカップが理由だと報じられたが、アーセナル専門メディア「ARSENAL INSIDER」も「アーセナルは冨安をサポートするためにもう1人のDFが必要だ」とチーム状況に触れている。
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ドイツ王者バイエルンにとって、1月の移籍市場ではセンターバックの補強がプライオリティーになっている。イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのフランス代表DFラファエル・ヴァラン、スペイン1部バルセロナのウルグアイ代表DFロナルド・アラウホらと並ぶ候補として冨安の名前が浮上していた。
最終ラインなら中央、サイドを問わずプレーできる冨安はバイエルンを率いるトーマス・トゥヘル監督にとって「魅力的」な選手だとされるが、冨安は12月2日に行われたプレミアリーグ第14節ウォルバーハンプトン戦(2-1)でふくらはぎを負傷して戦線離脱中。復帰は来年1月以降と見られる。
さらに冨安が順調に回復した場合も、1月半ばに開幕するアジアカップに出場する可能性がある。負傷とアジアカップの2つの理由から、バイエルンは冬の冨安獲得を断念することになったと、英メディア「TEAMTALK」は伝えた。
アーセナル専門メディア「ARSENAL INSIDER」は「アーセナルは冨安をサポートするためにもう1人のDFが必要だ」とのテーマで、アーセナルの台所事情と冨安について取り上げている。
「アーセナル加入以降、この2シーズンも大事な時期に怪我を負っており、冨安の最大の課題はフィットネスだった。チームメイトのベン・ホワイトからは『ワールドクラス』と評され、今シーズンのパフォーマンスもレベルアップしている。その卓越した能力にもかかわらず、プレミアリーグとチャンピオンズリーグを目指すアーセナルは、彼に頼ることはできない。すでにサイドバックは手薄で、冨安とユリエン・ティンバーの負傷により、ミケル・アルテタ監督には驚くほど選択肢がない」
記事では、アーセナルは冨安に依存し過ぎないために、守備陣の補強が必要だとも指摘している。
「デクラン・ライスはすでにスクランブル体制でのセンターバックとして注目されており、アーセナルは今ベン・ホワイトかウィリアム・サリバが負傷すれば、冨安が復帰するまでの間、大惨事となる。彼のアジアカップへの参加は、彼が2月までアーセナルでフィーチャーされないことを意味する可能性さえある。アーセナルは、冨安に頼りすぎないように、1月中に最終ラインを補強する必要があるが、冨安がフィットすればどこでもポジションを争えるようになるだろう」
冨安のコンディションが整えば問題はないが、アーセナルは冬の移籍市場でどのような動きを見せるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)