森保監督の“最敬礼”、美ロッカー、折り鶴…日本の文化に海外再脚光 「美しい夢は千羽鶴のように実現していくのだろう」
カタールW杯では森保監督の敗戦後のお辞儀が話題に
日本代表の森保一監督は、2022年12月に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦でPK戦の末にクロアチア代表に敗れたあと、スタンドに「最敬礼」をして話題となった。試合後のロッカールーム清掃や感謝の言葉を記したホワイトボード、折り鶴は日本の象徴となったが、中国で再脚光を浴びている。
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日本はカタールW杯でドイツ代表、コスタリカ代表、スペイン代表と同じE組でグループリーグを戦い、優勝経験国のドイツとスペインから大金星を挙げ、1位で通過。決勝トーナメント1回戦ではクロアチアと1-1で延長戦までもつれ込む激闘を演じ、PK戦(1-3)で涙を飲む結末となった。
クロアチア戦後、森保監督が現地カタールのスタンドのサポーターへ向けて深々と一礼する「最敬礼」姿が見受けられた。この気品に満ちた振る舞いに、インドの作家、社会起業家と知られるスリジャン・パル・シン氏も感銘を受け、自身のX(旧ツイッター)に「とても感動的な写真」として、目を奪われたことを明かしていた。
森保監督の「最敬礼」は、日本代表の美ロッカー、日本サポーターのゴミ拾いとともに、カタールW杯のハイライトシーンとして海外メディアでも取り上げられた。
大会から1年が経過したなか、中国版X(旧ツイッター)の「微博(Weibo)」には、「サッカーに国境はない」と日本の振る舞いについて言及する声が投稿された。
「日本は敗戦後、(森保)監督が一礼して別れを告げた。ロッカールームは掃除され、千羽鶴とアラビア語の『ありがとう』の言葉が残されていた。桜の花のように美しい夢は、折られ続ける千羽鶴のように、1つ1つ実現していくのだろう」
これらは日本の文化として、海外サッカー界にも印象が定着しているようだ。