アーセナル22歳は「世界最高のCB」 英雄アンリも絶賛、対人&スピードに懸かる期待

アーセナルでプレーするウィリアムズ・サリバ【写真:ロイター】
アーセナルでプレーするウィリアムズ・サリバ【写真:ロイター】

今節でブライトンと対戦、守備の要・サリバはキーマンの1人

 イングランド1部プレミアリーグの第17節で2位アーセナルと8位ブライトンが激突する。リーグ最少失点を誇る堅守を武器に優勝争いするアーセナルと、上位戦線に残るためにこれ以上負けられないブライトンによる今季初対戦。ともに日本人選手が所属するが、アーセナルのDF冨安健洋は負傷離脱で欠場が確実な一方、ブライトンのMF三笘薫は怪我から復帰している。サイドの攻防が鍵を握る試合になりそうなだけに、三笘の突破力には大きな期待が懸かる。

 アーセナルの注目選手はもちろん日本代表の冨安健洋を挙げたいところだが、ふくらはぎの負傷によって残念ながら戦線離脱中。その代わりに、守備の要であるフランス代表DFウィリアムズ・サリバを挙げておきたい。

 サリバは2019年にアーセナルに加入。母国フランスへのローン移籍で武者修行に励み、昨年チームに復帰すると瞬く間にレギュラーの座を射止めた。身長190センチを超える大柄で対人プレーには滅法強く、プレスバックの場面では相手FWに独走を許さない脅威のスピードを備えている。今シーズン公式戦23試合に出場し、受けたイエローカードがわずか1枚というクリーンさも特長の1つだ。

 まだ22歳のサリバを「世界最高のセンターバック(CB)」に推す者も少なくない。そのうちの1人がアーセナルで活躍した元フランス代表FWティエリ・アンリ氏だ。同氏は第15節ルートン・タウン戦(4-3)で解説を務めた際に「現時点では彼が世界最高だと思う。圧倒的だ。1対1やアーセナルがハイラインで守ることを可能にする守備の仕方、そして背後の45~50ヤードをカバーするディフェンス力は誰にも負けない」とサリバへこれ以上ない賛辞を送っていた。

 ブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスとのセンターバックコンビでアーセナルの堅守を支えるサリバは、プレミアリーグ屈指の破壊力を持つブライトンの攻撃を防ぐ盾となるだろう。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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