ブライトン監督が「感情的になった」 敵将ガットゥーゾへ7年越しの“リベンジ”達成「心の中に残る」

ブライトンを率いるデ・ゼルビ監督【写真:ロイター】
ブライトンを率いるデ・ゼルビ監督【写真:ロイター】

EL最終節でマルセイユを1-0で下した

 日本代表MF三笘薫が所属するイングランド1部ブライトンは現地時間12月14日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ最終節でフランス1部マルセイユと本拠地で対戦。FWジョアン・ペドロのゴールで1-0の勝利を収め、グループ首位で決勝トーナメント進出を果たした。

 勝ったほうがグループ首位の座を掴み取る大一番となった最終戦。三笘も先発出場したなか、スコアレスの緊迫した展開で迎えた後半43分に試合の均衡が破れた。ブライトンがMFビリー・ギルモア、MFアダム・ララーナ、MFパスカル・グロスの素早いパス交換で中央を突破。エリア内でボールを受けたペドロが右足でシュートをゴール左上隅に突き刺した。

 これが決勝点となり、ブライトンが勝利。逆転でグループ首位に浮上し、ベスト16入りを決めた。

 英紙「The Argus」は「デ・ゼルビはジェンナーロ・ガットゥーゾ率いる組織的なマルセイユ相手に勝ち点をもぎとった。フルタイムの瞬間には感情的になった」と結果を伝え、試合後のロベルト・デ・ゼルビ監督のコメントを伝えている。

「この試合は1つの区切りになる。私はリーノ・ガットゥーゾとの対戦で、キャリアにおける最も重要な試合に敗れていた。この勝利はかつてフォッジャで敗れた選手やファンに捧げる。この勝利はいつまでも私の心の中に残るだろう。みんなで勝ち取った勝利だ」

 デ・ゼルビ監督は2014年から16年までセリエCのフォッジャを指揮していた。15-16シーズンにセリエB昇格を懸けたプレーオフに進出し、その際に当時ガットゥーゾ監督が率いたACピサに敗れて昇格のチャンスを逃していた。

 7年越しで果たしたリベンジ。デ・ゼルビ監督とっては特別な思いを抱く勝利になったといたようだ。

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