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ラウルがかつての欧州を彩った好敵手“デルピッポ”に贈った言葉
「デルピエロから多くの影響を受けた」
天才は天才を知る―。
元スペイン代表FWラウル・ゴンザレスが、イタリアサッカー史上最高の名手に元イタリア代表FWアレッサンドロ・デルピエロを挙げた。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」のインタビューで語った。
MLSニューヨークコスモスに2015年から加入する37歳のラウルはこう語った。
「デルビエロがイタリアサッカー界で最高の選手だ。私がリスペクトするだけでなく、多くの影響を受けた人間だ」
レアル・マドリードのエースとして1994年から2010年まで君臨したラウルは欧州カップ戦得点記録となる75ゴールと、レアルの歴代最多得点記録の323ゴールという偉大な金字塔を打ち立てた。
そんな偉人は、1993年から2012年までユベントスに君臨した3歳年上のファンタジスタで、現在インドリーグのデリー・ディナモスでプレーするデルピエロから多くの影響を受けたという。
一方、ユベントス時代にデルピエロとコンビを組むこともあったACミランのフィリッポ・インザーギ監督についても、ラウルは言及している。
「たった3つの言葉しかない。ゴレアドール(ストライカー)、ファイター(戦士)、マン・イン・ザ・ボックス(ペナルティーエリア内で危険な男)。監督としての成功を祈るよ。もし、彼が選手時代同様に戦うのなら、彼は素晴らしい仕事をするだろう」
かつての欧州サッカーを鮮やかに彩ったかつての戦友にラウルはエールを送っていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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