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ミランの元ブラジル代表FW、ロシア移籍が決定的 本田ら高額年俸選手の放出で人件費圧縮が進行
アドリアーノの移籍を巡り、ミランとスパルタクはすでに書面でのサイン
ACミランの元ブラジル代表FWルイス・アドリアーノがスパルタク・モスクワへ移籍することが決定的になった模様だ。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は「残すはメディカルチェックのみ」と報じている。
ミランとスパルタクはすでに書面でのサインを交わしており、メディカルチェックをパスした段階でアドリアーノの移籍が決定するという。スパルタクとアドリアーノの契約は年俸500万ユーロ(約6億円)で2020年6月までの契約とされるという。
ミランとしては、スパルタクでの契約5年間を勘案すれば2500万ユーロ(約30億円)の節約になるとガゼッタ紙は報じている。中国企業グループへの株式売却が遅延しているなか、高額年俸のベテランを放出することで人件費の圧縮を進めているようだ。
同様の理由で本田も放出への動きが加速している。現在はアメリカMLSのロサンゼルス・ギャラクシー、シアトル・サウンダーズ、ニューヨークシティFCの他、イングランド・プレミアリーグのサンダーランドも移籍先の候補に挙がっている。いずれにせよ、ミランは本田放出による人件費の削減が狙いにあると現地メディアでは盛んに報じられている。
アドリアーノの移籍が決定的になったことで、ミランの移籍市場での戦略も表面化してきている。その対象者として完全に条件を満たしている本田の去就も、冬の移籍市場の間に決着を見ることになるのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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