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初戦で散った京都橘のU-19代表FW岩崎 「入ったと思った」ポスト直撃弾で魅せるも市船の堅守破れず
1回戦最大の注目カードで存在感を放った、超高校級ストライカー
今年度の高校サッカーで最も注目を浴びたストライカーである京都橘のU-19日本代表FW岩崎悠人。31日に行われた第95回高校サッカー選手権大会1回戦、市立船橋戦でポスト直撃のシュートを放つなど夏のインターハイ王者を相手に獅子奮迅の活躍を見せたが、無得点のまま大会を去った。試合後、本人は「3回選手権に出て2得点」という結果に終わった悔しさを、今後のサッカー人生にぶつける意欲を語った。
試合は立ち上がりから市立船橋が圧力をかける展開となり、京都橘は少々後手に回った。しかし、その流れを五分五分に戻したのは、キャプテンマークを付けた背番号7の岩崎だった。10月のAFC U-19選手権でチームメートだった市船DF原輝綺からファウルをもらい、前半27分に直接FKのチャンスを得ると、自らキッカーを務め、ゴール右隅へと蹴り込んだ。
コースを突いた一撃は相手GKのファインセーブにあったものの、7分後にはこの日最大の決定機を迎える。左サイドから展開されたボールを受けると、巧みな体の使い方でマーカーをはがす。そしてペナルティーエリア外から右足を思い切り良く振り抜いた。
「結構いいシュートを打てたと思うんです。キーパーも反応が遅れていたので。完全に入ったと思った感触だった」
打った瞬間に完璧な手応えを得た岩崎だったが、神様が少しだけ微笑まなかった。「ちょっと無回転気味にブレて」しまったことで、最後にシュート回転がかかり、左ポストを直撃。市船の原も「自分の見ていた角度的にも『あ、やられた』」と語るほどのシュートは、市船にとっては幸運、京都橘にとっては不運な結果となった。
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