ボールボーイからCLスコアラーに! 6年前にペップと“作戦会議”の少年、デビュー戦ゴールで「非現実的」
FWマイカ・ハミルトンがデビュー戦でいきなりゴール
イングランド1部マンチェスター・シティは現地時間12月13日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ最終節でセルビアのレッドスターと対戦し、3-2で勝利を収めた。グループ全勝で首位通過に華を添えた。この試合で先制点を決めたのが20歳のFWマイカ・ハミルトン。かつてクラブでボールパーソンを務めていた選手が最高のデビューを飾ったと注目を集めている。
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すでに決勝トーナメント進出を決めていたシティは一部の主力選手を温存。最前線で20歳のノルウェー代表FWオスカー・ボブ、そして右サイドでハミルトンと2人のアカデミー出身者が先発に抜擢された。
すると前半19分、右サイドでパスを受けた背番号92のハミルトンはドリブルでペナルティーエリア内を突き進み、右足の強烈なシュートでゴールネットを揺らした。さらに終盤にはエリア内での仕掛けからPKを奪取。MFカルバン・フィリップスの決勝点に繋げた。これがトップチームデビューとなった20歳は2得点に絡む活躍で3-2の勝利に貢献した。
英公共放送「BBC」は「ボールボーイからチャンピオンズリーグのスコアラーに」とハミルトンの活躍を伝えている。SNS上では2017年にハミルトンがシティの試合のボールパーソンを務め、現指揮官でもあるジョゼップ・グアルディオラ監督と“作戦会議”した様子の映像などが拡散されて話題となった。
そんなハミルトンの活躍をグアルディオラ監督も称賛している。
「素晴らしかった。彼は何度も私たちと一緒にトレーニングをしていたし、1対1でのスキルの高さを見てきた。ファンタスティックなゴールで、PKも獲得した」
そして、ハミルトンも「非現実的だ」と夢のデビュー戦を振り返っていた。
「(グアルディオラ)監督は僕らにトレーニングや試合でチャンスをくれる。最高の選手たちとプレーすることで僕らは常に成長している。彼は僕を右ウイングで起用した。いつもとは少し番うものだった。そこではプレーしたことがなかったけど、チャレンジだと思って臨んだ。楽しくプレーできた。これはスタート地点で、ここからさらに上を目指していきたい」