二冠を目指す市立船橋の朝岡監督 京都橘撃破で同地区ライバルに感謝 「流経さんがいたからこそ」
千葉県の代表として、誇りある戦いを
今年に入って市船と流通経済大柏は高円宮杯プレミアEAST、高校総体県予選と本大会決勝、そして選手権県予選決勝と何度も対戦。対戦結果こそ市船が優勢となったが、その内容はどれもが紙一重の差だった。タフな戦いを繰り広げるなか、「流経さんとあれだけの強度で何回もやったからこそ、たくましくなった」の経験値が生きたと実感している。
2回戦の相手は前橋育英に決まり、京都橘に続く難敵となる。それでも指揮官は「先のことは考えすぎず一戦一戦、目の前の戦いに臨むことが習慣となっています」と勝利の積み重ねこそが大事だと語った。
千葉県の代表として、誇りある戦いを――。立ち見客も出た超満員のフクダ電子アリーナで、堂々とした第一歩を踏み出した。
【了】
茂野聡士●文 text by Satoshi Shigeno
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