二冠を目指す市立船橋の朝岡監督 京都橘撃破で同地区ライバルに感謝 「流経さんがいたからこそ」
選手権白星発進の市立船橋 朝岡監督は成長の要因に流通経済大柏の名を挙げる
高校サッカー、夏の高校総体と冬の全国高校サッカー選手権の二冠を目指す市立船橋は、31日に行われた1回戦で京都橘に1-0で勝利した。いきなりの強豪相手の白星発進後、チームを率いる朝岡隆蔵監督は同地区ライバルへの感謝を口にした。
市船が迎えた初戦は、U-19日本代表FW岩崎悠人を擁する京都橘。同校とは親交が深いこともあり、今季に入って招待試合でも対戦した。ただ岩崎を筆頭とした直線的な速い攻撃は「相性が悪いんです」(朝岡監督)と語るとおり、この日も試合を優勢に進めながら前半途中には岩崎にポスト直撃のシュートを浴びるなど、普通のチームなら流れを失いかけてもおかしくない場面もあった。
しかし、ピッチに立つ選手は冷静に立て直しを図り、後半に入ると足の止まり始めた相手を押し込んだ。決勝点は後半26分、DF杉山弾斗の直接FKまで待つ形になったとはいえ、市船イレブンは落ち着いて80分間を戦い切った。
これだけたくましいチームに成長した要因として、朝岡監督は「流経さんが同じ県にいたからこそだと思います」と、しのぎを削り続ける同県の宿敵、流通経済大柏の名を挙げた。
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