鎌田大地は「ジョーカーにすぎない」 ドイツメディアも日本人有望株の苦難に注目「早ければ来夏にも…」
今季は公式戦17試合に出場も先発は9試合のみ
日本代表MF鎌田大地は今夏にドイツ1部フランクフルトを退団し、イタリア1部ラツィオに加入したが、マウリツィオ・サッリ監督の下で定置確保に苦戦している。ドイツメディア「Spox.com」は「来夏にラツィオを離れるとの噂も流れている」と鎌田の現状を伝えている。
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フランクフルトと契約満了を迎えた鎌田。当初はイタリア1部ACミランへの加入が確実視されていたが、交渉の段階でミランの補強担当者であるテクニカルディレクターのパオロ・マルディーニ氏とスポーツディレクターのフレデリック・マッサーラ氏が退任し、移籍の話は白紙となった。その後、ドイツ1部ボルシア・ドルトムントなどが候補として浮上していたなかで、8月に入りラツィオとの契約が決定した。
「Spox.com」は、今夏にドルトムント加入が噂されていた選手たちの現状についてレポート。鎌田については「フランクフルトからドルトムントのジャージに着替える可能性が高いと考えられ、交渉もかなり進んだ段階にあった」と前置きしたうえで、新天地では苦戦していると伝えている。
「9月初めのナポリ戦(9月2日/2-1)では決勝点を決め、ユベントスとの上位対決ではアシストを記録した。しかし、9月半ばから出場機会が減っている。大半の試合で鎌田はジョーカーにすぎず、先週のエラス・ベローナ戦(12月9日/1-1)のように90分間ベンチに座っていることもある」
鎌田はラツィオ加入直後にはスタメン出場を続けていたものの、徐々に先発から外れる回数が増えた。ここまで公式戦17試合に出場しているが、先発はそのうち9試合にとどまっている。ゴールもナポリ戦の1得点のみだ。
フリートランスファーでラツィオに加入した鎌田の契約は単年で、契約延長オプションが含まれる形。そのため、来夏に再びフリートランスファーで移籍する可能性も報じられていることもあり、「最近では、早ければ来夏にもラツィオを離れるとの噂も流れている」と去就についても言及されていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)