ドリブル主体の聖和学園、苦しみながらも海星に2-0勝利 先制点の藤井「自分で決めると思っていた」

海星はFW三輪とFW水谷のコンビプレーでチャンスを掴むも…

 封じ込まれたドリブルを披露し続けた聖和学園(宮城)が苦しみながらも勝利し、2回戦進出を決めた。第95回全国高校サッカー選手権は31日に1回戦が各地で行われ、浦和駒場スタジアムでは聖和学園が海星(三重)に2-0で勝利した。

 ドリブルに特徴を持つ聖和学園は試合開始のホイッスルからその特色を前面に出したサッカーを展開。その一方で、密集地帯や自陣でのドリブルでボールロストする場面も多く、ピッチを広く使う海星が効果的な攻撃を多く繰り出した。

 海星は「10番」の2年生FW三輪翔真とFW水谷恭平のコンビプレーでチャンスを掴み、前半9分には三輪の折り返しを水谷、同19分には水谷とのワンツーで抜け出した三輪、同37分には敵陣でボールを奪ってドリブルで持ち込んだ水谷と、三度にわたる決定機を掴んだ。しかし、いずれもゴールにつなげることができず、スコアレスのまま前半を終えた。

 後半に入ると選手同士の距離感が良くなった聖和学園が攻撃を完結させる場面が増え、同5分にはオーバーラップした右サイドバックのDF瀧雄大がGKと1対1になるチャンスを迎えたが、シュートは大きく枠を外れた。

 

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