行き場のないミランのトーレスにアトレチコが助け舟 古巣が元キャプテンの復帰を画策

条件は違約金なしか!?

 アトレチコ・マドリードが、ACミランのFWフェルナンド・トーレス獲得に名乗りを挙げていると、英地元紙「デイリー・メール」が報じた。
 トーレスは、かつてアトレチコのキャプテンを務めた経歴を持ち、いまだに古巣のサポーターからも絶大な人気を誇る。だが、現在所属のチェルシーからレンタル移籍中のACミランでは不振が続き、1月での契約解消が濃厚とされている。また、チェルシーも元スペイン代表の復帰に対し、否定的な態度を示しているため、行き先が不明確な状態となっている。
 そのトーレスに強い関心を抱いているとされるアトレチコだが、「フリー」での獲得を再契約の条件に盛り込んでいるようだ。現在、クラブは4億400万ポンド(約743億円)の負債を抱えていると言われている。そのため、チェルシーに対して違約金が発生しない形での契約を要望しているという。
 アトレチコは1月の移籍市場でイタリア代表MFアレッシオ・チェルチの放出が濃厚とされているため、その代役を探していた。そこで、かつて自分たちの手でワールドクラスにまで育て上げたエルニーニョにスポットライトを当てた。現在、行き場を失った神の子に対し、「おかえり」の一言を告げるため、アトレチコは再び手を差し伸べようとしている。

 

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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