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トルコの殴打事件でリーグ戦が無期限延期に 大統領まで声明発表「スポーツと暴力は相容れない」
アンカラグク会長が主審を殴打…その後ファンにも蹴られた
トルコ1部スュペル・リグでクラブ会長が審判を殴打する前代未聞の事件が発生。トルコサッカー連盟はリーグ戦の無期限延期を決定した。
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騒動は現地時間12月11日に行われた第15節のアンカラグク対リゼスポルで起きた。1-1の引き分けで試合が終了した直後、アンカラギジュのファルク・コカ会長がピッチに入り込み、ハリル・ウムット・メラー主審の顔面を右手で殴打した。レポートによれば、メラー主審はその場に倒れ込み、さらにスタンドから乱入したアンカラグクのファンに蹴られたが、警察の助けによりドレッシングルームへと引き揚げたという。また、メラー主審は殴られた右目の下あたりが腫れ上がっている映像なども公開されている。
英衛星放送「スカイ・スポーツ」などによれば、トルコサッカー連盟が試合後に声明を発表。「非人道的で、卑劣な攻撃。クラブの会長や監督、コーチ、テレビのコメンテーターによるレフリーを標的にした無責任な発言が今日の卑劣な攻撃の道を開いた」とコカ会長の暴力行為を非難し、「トルコサッカー連盟の理事会の決定により、全てのリーグ戦は無期限と延期となった」と発表した。
この事件について、トルコのレジェップ・エルドアン大統領もコメントを発表している
「今晩のアンカラグク対リゼスポル戦後に起きたハリル・ウムット・メラー主審への攻撃を非難するとともに、彼の一日でも早い回復を願っている。スポーツは平和と友好を意味し、スポーツと暴力は相容れないものである。トルコスポーツ界で暴力は決して許されることはない」
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