ピッチ入場を待つエスコートキッズに脚光

　イングランド1部トッテナムは現地時間12月10日、プレミアリーグ第16節でニューカッスルと対戦し4-1で勝利した。6戦ぶりの白星を飾ったなか、試合前の入場を待つエスコートキッズの姿に英メディアが注目している。

　第10節のクリスタル・パレス戦（2-1）を最後に、勝ち星から見放されていたトッテナムだったが、ニューカッスル戦では試合開始からインテンシティーの高いプレーを展開。すると同26分、FWソン・フンミンの速い左クロスにDFデスティニー・ウドジェが合わせて先制点を奪った。その12分後にはまたも左サイドに開いたソン・フンミンの仕掛けから、最後はFWリシャルリソンが左足でネットを揺らしリードを2点に広げる。

　後半もトッテナムの勢いは止まらない。同15分にリシャルリソンのこの日2ゴール目、同40分にはソン・フンミンがPKを沈めて2点を追加。その後1点を返されたものの、久々の勝利を4発快勝で飾った。

　トッテナムにとっては胸がすく勝利となったなか、英衛星放送「スカイ・スポーツ」の公式Ｘ（旧ツイッター）は試合当日に、「怪我人が多い彼ら（トッテナム）にとっては彼が必要かもしれない」とメッセージを添えて1本の動画を公開した。

　映っていたのはトッテナムのユニフォームに身を包んだ小さな男の子の姿。ピッチ入場に向けてスタンバイ中だったものの、じっとしていられなかったのか両手両足を広げながらジャンプを始めた。その次には床に寝そべり腕立て伏せを開始。さらに、両太ももの前もしっかりと伸ばして来るその時へ準備を進めた。同局が綴った一言は、怪我人が続出するトッテナムに対し、入念な身体のケアが必要であることを改めて説く皮肉とユーモアがこもったメッセージだと言えるだろう。

　この動画が公開されると、1日で再生回数が269万回に達するなど大きな話題に。コメント欄には「元気が出た」「選手みたいにウォームアップしているね」「真剣さがいいね」「なんてエネルギッシュな子ども」「かわいい」「将来のスターだ」といった反応が寄せられている。