未来のスター育成へ アーセナルOBベルカンプ、古巣のアカデミーコーチ就任の可能性が浮上

デニス・ベルカンプ氏【写真:Getty Images】
デニス・ベルカンプ氏【写真:Getty Images】

アルテタ監督が就任を要請

 イングランド1部アーセナルのレジェンドである元オランダ代表FWデニス・ベルカンプ氏が指導者としてクラブに復帰する可能性があるようだ。英メディア「Football Transfer」によれば、ミケル・アルテタ監督がベルカンプ氏にアカデミーのコーチ就任を要請しているという。

 現役時代に精巧なテクニックで見る者を魅了し続けたベルカンプ氏は1996年からアーセナルでプレーし、2006年にアーセナルで現役を引退。引退後には指導者の道に進み、11年から17年までは古巣のオランダ1部アヤックスでコーチを務めていた。

 レポートによれば、アーセナルを率いるアルテタ監督はベルカンプ氏に対して、アカデミーのコーチ就任に向けて個人的な誘いをかけたという。

 ベルカンプ氏は指導者としてのキャリアの再スタートを熱望しており、アーセナルからの正式オファーがあれば真剣に検討するだろうと見込まれている。アルテタ監督はベルカンプ氏の経験と哲学がクラブのアカデミーへ大きな影響を与えることを期待しているという。

 ベルカンプ氏が具体的にどのような役割を任されるのかはまだ不明だが、現在アーセナルのU-18チームを率いる元イングランド代表MFジャック・ウィルシャー監督の後任となる可能性も報じられている。ウィルシャー監督はイングランド国内や米MLS(メジャーリーグサッカー)のクラブの監督就任の可能性が浮上している。

 ベルカンプ氏は母国オランダのメディアに対し、「私は自分をヘッドコーチ(監督)にふさわしい人物だとは思っていない。私はユースチームとファーストチームの間を取り持つような異なる役割のほうが好きだ。選手の育成、ユースチームの選手がファーストチームに上がるための橋渡しをする役割が合っている」と自身のキャリア像についてコメントしていた。

“アイスマン”の愛称で知られたベルカンプ氏は未来のスター選手を育てるために、アーセナルに復帰することになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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