川崎が公式発表

　J1川崎フロンターレは12月10日、ブラジル人FWレアンドロ・ダミアンとMFジョアン・シミッチの契約が満了したことを発表した。

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　川崎は今季リーグ戦で8位にとどまり、ルヴァンカップではグループステージ敗退。それでも今季国内タイトル獲得を狙う最後のチャンスとなった柏との天皇杯決勝では、0-0のまま延長120分を戦いPK戦にもつれ込む死闘を演じたうえで、歓喜の瞬間を迎えた。

　L・ダミアンは2019年にインテルナシオナル（ブラジル）から川崎に加入。5シーズン在籍し、通算179試合72得点をマークした。21年シーズンには絶対的エースとして得点を量産。川崎のリーグ2連覇に貢献し、MVP、得点王（23得点）、ベストイレブンの“3冠”を獲得した。

　今季は怪我の影響もあり、J1リーグ12試合出場で3ゴール。5シーズンプレーし副キャプテンも務めた功労者が、川崎を去ることになった。

　一方のシミッチはリオ・アヴェ（ポルトガル）より2019年に名古屋グランパスに加入しJリーグデビュー。21年に川崎に完全移籍すると、ここまで3シーズン戦い公式戦108試合5ゴールを記録した。今シーズンもリーグ戦30試合に出場し、チームの中盤を支えていた1人も今季で川崎から離れる。

　L・ダミアンのコメント全文は以下のとおり。

「このクラブで過ごした5年間は、私にとって財産です。フロンターレファミリーの皆さんには本当に感謝しています。Jリーグで得点王とMVPを獲得できたこと、チームとしてもたくさんのタイトルを獲ることができました。これは監督、スタッフ、チームメイト、サポーター、クラブ関係者、フロンターレファミリーのみんなで手にした功績です。またスタジアムや練習グラウンドで、私のユニフォームやフラッグをいつも掲げて応援してくれたサポーターの皆さん、あなたたちの想いはいつも届いていて、私の力となってくれました。これから先、いつまでもフロンターレは私の心の中にあります。ありがとう、川崎フロンターレ」

　シミッチのコメント全文は以下のとおり。

「この素晴らしいユニフォームを3年間、着ることができました。この3年間、常に自分をサポートして支えてくれた選手、監督、スタッフ、クラブ関係者の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。皆さんと一緒に仕事ができたことを嬉しく思っています。また川崎フロンターレのすべてのファン、サポーターの方々にも感謝しています。皆さんの応援、声援があったからこそ、自分はピッチの中で戦えました。皆さんの温かいその想いが自分の心の中にいつもあります。これから先、どこに行っても自分の中に川崎フロンターレの皆さんがいます。本当にありがとうございました」