リバプールが3連勝で暫定首位! 2-1でクリスタル・パレスに逆転勝利…スタメン遠藤は前半のみで交代
遠藤は2戦連続のスタメン出場
イングランド1部リバプールは12月9日、プレミアリーグ第16節でクリスタル・パレスと対戦し2-1の逆転勝利を飾った。日本代表MF遠藤航はスタメンでの出場を飾ったが、前半のみでのプレーで退いている。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
前節シェフィールド・ユナイテッド戦(2-0)に続き2試合連続でのスタメンとなった遠藤。アウェーの地でアンカーの位置でボールを引き出し、前半早々には右サイドを上がったイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドへのフィードなど見せ場も作る。
前半11分には相手に押し込まれた展開から、クリアボールを拾ったエジプト代表FWモハメド・サラーが一気にスピードアップ。相手の守備を受けながらも右サイドへと持ち運び中央へ。このクロスには2人の見方が待っていたが、ここは相手GKサム・ジョンストンがキャッチで凌いだ。
鋭いカウンターでチャンスを作るリバプールがボールを握る展開が続くが、しばらくフリーでボールを受けていた遠藤に対しマークが付くようになる。クリスタル・パレス側もポゼッションを高めるリバプール相手に対策を練ってきたなか、遠藤は前後左右にポジションを整えつつ試合中でも対応を変えていく姿勢も見せた。
そんななか前半27分、リバプールはピンチを迎える。中盤を掻い潜られ右サイドに展開されると、FWジョーダン・アイェウのクロスに駆け上がったMFジェフェルソン・レルマがシュート。しかしこれは先発に復帰したGKアリソンがビッグセーブでしのいでいる。
さらに前半29分、リバプール最終ラインのDFジャレル・クアンサーのパスを受けた遠藤に対し、相手MFウィル・ヒューズがうしろからプレス。この接触でボールを失うと、ラストパスを受けたFWオドソンヌ・エドゥアールに対しDFフィルジル・ファン・ダイクがカバーに入る。しかしこのプレーがPKの判定となり、ファン・ダイクにイエローカードを受けてしまう。
しかしここで、直前の遠藤へのヒューズのタックルについてVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入。アンドリュー・マドレイ主審はオンフィールドレビュー(主審が直接映像を確認すること)で時間をかけて判定を変更し、遠藤へのファウルを取りPKは取り消しに。同時にファン・ダイクの警告もなくなっている。
このピンチをしのぎ0-0のまま前半を終えると、後半スタートから遠藤に代えてDFジョー・ゴメスを投入。ユルゲン・クロップ監督は早速カードを切った。そうしたなか、VARの恩恵を受けて先制したのはクリスタル・パレスだった。
後半9分、ペナルティーエリア内でボールを受けたFWジャン=フィリップ・マテタに対し、クアンサーがチャレンジ。当初マドレイ主審の笛は吹かれなかったが、しばらくプレーが続いたのちにVARからの進言でオンフィールドレビューを実施。確認の結果、クアンサーのファウルを取りクリスタル・パレスにPKが与えられた。
このPKをマテタが自ら決めてホームチームが待望の先制ゴールを奪う。クリスタル・パレス側に流れも傾いていたが、カードをすでに1枚もらっていたアイェウが後半30分に2枚目の警告を受けた以上に。すると数的有利となったリバプールが勢いを増し反撃に出る。
退場から1分後だった。サラーがペナルティーエリア内から放った左足のシュートが決まり、1-1の同点に持ち込む。さらに後半アディショナルタイム1分、途中出場のMFハーヴェイ・エリオットの左足ミドルが決まり勝ち越しに成功した。
その後もリバプールは攻撃の手を緩めず。FWルイス・ディアスがゴールネットを揺らす場面もあったが、ここは惜しくもオフサイドの判定だった。試合はこのまま2-1で逆転したリバプールが勝利。この後試合を控えるアーセナルを一時抜いて、プレミア1位に躍り出た。