川崎ブラジル助っ人が「日本を離れる見通し」 退団の可能性に海外注目「別れを告げる」

川崎のレアンドロ・ダミアン【写真:徳原隆元】
川崎のレアンドロ・ダミアン【写真:徳原隆元】

L・ダミアンの去就動向に脚光、母国クラブからオファー報道も

 川崎フロンターレは12月9日の天皇杯決勝で柏レイソルを延長PK戦の末に下し、3大会ぶり2回目の優勝を果たした。今季の公式戦はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の蔚山現代(韓国)を残すのみとなったなか、ブラジル人FWレアンドロ・ダミアンの去就動向に海外メディアが注目している。

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 川崎は今季リーグ戦で8位にとどまり、ルヴァン杯ではグループステージ敗退。今季国内タイトル獲得を狙う最後のチャンスとなった柏との天皇杯決勝では、スコアレスのまま延長120分を戦いPK戦にもつれ込む死闘を演じたうえで、歓喜の瞬間を迎えた。

 今シーズンの公式戦は、アウェーで行われる12日のACL蔚山戦を残すのみに。そんななかで、韓国紙「毎日経済新聞」は5シーズン在籍したL・ダミアンの去就に関して「五輪サッカー得点王、6年ぶりに日本Jリーグを離れる見通し」と見出しを打ち注目している。

 同メディアはブラジルメディア「TNTスポーツ」上で報じられた、古巣のインテルナシオナルやサンパウロからのオファー報道を引用する形で「今年が終わる前に去就を決め、川崎フロンターレではなく新しいクラブで2024年を始めることを目指し、別れを告げる」と伝えた。

 ブラジル五輪代表としてロンドン大会の得点王に輝いたL・ダミアンは2019年に川崎入り。Jリーグのプレースタイルに徐々にフィットすると、21年シーズンには絶対的エースとして得点を量産。川崎のリーグ2連覇に貢献し、MVP、得点王(23得点)、ベストイレブンの“3冠”を獲得した。

 今季は怪我に苦しみ、リーグ戦12試合の出場(3得点)に。スタメン出場した9日の天皇杯決勝でも得点は奪えず、後半32分にピッチをあとにしたブラジル人助っ人は、今季限りで日本を去ることになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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