山口蛍「僕は多分一番地味」 謙虚な姿勢貫く神戸優勝の立役者の存在感「評価しづらいプレースタイル」

神戸の山口蛍【写真:徳原隆元】
神戸の山口蛍【写真:徳原隆元】

「チーム全員で来られることほど嬉しいことはない」

 ヴィッセル神戸に所属するMF山口蛍は、12月5日に行われた「2023Jリーグアウォーズ」で、自身通算3度目となるベストイレブンに選出された。これまで2013年と2017年にセレッソ大阪でベストイレブンに選出されていたが、2019年から所属する神戸では初の選出となっている。

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 今シーズン、神戸はJ1を初制覇したことで、チーム全員でJリーグアウォーズに出席した。そのチームのキャプテンである山口は、「やっぱりチーム全員で来られることほど嬉しいことはないと思いますし、神戸のサポーターの方々も、それを望んでいたと思うので、本当にみんなで来られて良かったなと思います」と、あらためてチームの優勝を喜んだ。

 今シーズン、豊富な運動量で中盤を引き締めた山口は、神戸の優勝に不可欠な存在だった。シーズン終盤、山口が不在になった時期に、その存在価値はあらためて浮き彫りになった。だが、三度目のベストイレブンを受賞した山口は、「ほかの優秀選手に選ばれているミッドフィルダーの選手たちと比べても、僕は多分一番地味で、評価しづらいプレースタイルだと自分では思っています。なので、余計に1人では取れなかった賞だなというのをあらためて感じますし、チームみんなに取らせてもらった賞だなと個人的には思います」と、どこまでも謙虚に語った。

(河合 拓 / Taku Kawai)



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