田中碧の移籍先は「ほかを探さざるを得ない」 今夏興味示した英2部リーズは撤退か「可能性は低い」
デュセルドルフ田中は直近7試合で4ゴール1アシスト
ドイツ2部デュッセルドルフの日本代表MF田中碧には、今夏にイングランド2部リーズ・ユナイテッドへの移籍の噂もあったが実現はしなかった。冬の移籍市場での田中に関する動きについて、現地メディアが独自の考察を展開している。
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2021年7月にJ1川崎フロンターレから、デュッセルドルフにレンタル加入した田中。翌年夏には完全移籍となり期待も高まったが、負傷の影響もあり昨シーズンは公式戦25試合出場1得点3アシストという記録にとどまった。
迎えた今季は出番に苦しむ時期があったものの、10月以降のリーグ戦7試合で4ゴール1アシストと得点関与の場面が増加。リーグ4位のチームを中盤から支えている。
そんな田中には、今夏にリーズ移籍の噂も浮上していた。しかしオファー額がデュッセルドルフ側の希望に届かなかったため、実現しなかったと持報じられている。これを受けてリーズの地元紙「Leeds United News」では、「リーズの今夏移籍ターゲットだった25歳、1月中の退団が可能に」と、田中の冬の動向にスポットを当てた。
記事ではリーズ側が当時「320万ポンド(約6億円)のオファーを提示したと言われている」と回顧。そんな田中がデュッセルドルフから「希望額に見合うオファーが来れば1月の移籍を邪魔しないと告げられたようだ」と伝えている。
同メディアは田中について「日本代表MFはトップリーグでプレーできるチームへの移籍を熱望している。リーズは夏にそれを実現できなかったが、チャンピオンシップ(英2部)はブンデスリーガ2部よりもレベルが高い」と、リーグレベルの違いを含めて紹介。そのうえで、冬の移籍市場では「リーズが田中を獲得する可能性は低い」と見解を示している。
その理由として、リーズが夏に獲得したブルガリア代表MFイリア・グルエフとフィンランド代表MFグレン・カマラの存在を挙げた。「リーズが来年1月に田中獲得に再び乗り出すことはないだろう。そのため、田中はほかを探さざるを得なくなる」と、今後の動向はほかのクラブ次第だと報じている。
日本代表戦でも、中盤から前線に顔を出し自ら点を取るシーンが増えつつある田中。クラブでも存在感を強めるなかで、今冬にどういった決断を下すのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)