「みんなに『タケ・クボ!』と言われる」 徳島19歳MF、単身ソシエダ練習参加で感じたスペインの“サッカー熱”
玄理吾がソシエダのBチームとCチームの練習に参加
徳島ヴォルティスのMF玄理吾は、クラブのスペイン1部レアル・ソシエダとの育成業務提携の一環として、11月20日から12月3日にかけて、ソシエダの練習に参加。12月6日のオンライン会見で、日本とは異なるスペインの“サッカー熱”について語った。
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徳島は昨年12月、日本代表MF久保建英が所属するクラブとしても知られるソシエダと、アカデミーからトップチームの選手・指導者の交流を深めながら、相互の育成・強化においてさらなる発展を目指し、育成業務提携を締結。今年3月30日から4月13日には、トップチームのDF西坂斗和がソシエダのBチームおよびCチーム、ユースのFW尾上瑠聖、DF武田絢都、MF福田武玖、ジュニアユ-スのFW高橋成海がソシエダのアカデミーの練習に参加。そして今回、玄が単身でソシエダのBチームとCチームに参加した。
プロ2年目、今季J2リーグで19試合に出場した玄は今回、単身でスペインへ渡って約2週間を過ごし、ゲーム形式の練習では4-3-3のインサイドハーフでプレーしたという。
スペインの滞在期間、トップチームとの交流はなかったものの、11月26日のラ・リーガ第14節セビージャ戦(2-1)、11月29日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第5節ザルツブルク(オーストリア)戦とソシエダの公式戦を観戦。「スタジアムの雰囲気とかが凄いですし、何より(スペインの)文化を感じました」と感想を語る。
「バスク州の街全体がソシエダを応援しているというのをすごく感じました。チャンピオンズリーグとか応援席でもないのに、うしろで思い切り応援している人がいて、いい意味で席がない感じ。あとはホームの人でもう埋まってしまうので、アウェー席のスペースはすごく小さい。そういうのは日本ではあまり見られないので、そこは違うかなと思いました。その中で久保建英選手も活躍してて、もう街やスタジアム周辺を歩いていたら、日本人ということでみんなに『タケ・クボ!』と言われるくらい温かい雰囲気でしたし、そこで活躍する選手たちを見ていい刺激になりました。自分もここでプレーしないとなっていう風には感じましたね」
ルーキーイヤーの2022年、スペイン人指揮官のダニエル・ポヤトス監督(現ガンバ大阪監督)の指導を受けたこともあり、スペインリーグへの憧れを持つ玄。「やっぱりスペインで挑戦したい」と、自身の夢に思いを馳せていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)